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備前焼を生活に使う
備前焼を愛する人は多いが、いつのころからか高級品鑑賞陶器といったイメージが強くなり箱のまましまっておく
人が多い。歴史をひもとくまでもなく、備前焼は元来生活雑器であり使っても壊れにくい堅牢さが取りえだったのだ。
備前焼をもっと日常生活の中で大胆におしげもなく使うことをすすめる。
種壷や油壷だった備前焼が晴れがましい茶席へ、ひきたてられたのは茶人による「見立て」の美意識である。 |
農業用の小壷を湯こぼし即ち建水に見立てることによって風雅としたわけである。
やがて水指にも見立てられた。現代の生活においても備前焼を
愛蔵するだけでなく「見立て」の精神で何にでも使ってみる工夫が必要だ。 |
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昭和八年 |
三月二十六日 兵庫県神戸市長田区に生まれる |
| 昭和三十一年 |
関西大学経済学部を卒業して大阪府庁に勤めるが、
三十二年妻の実家で木材業を手伝った。
その後、鬼ヶ城窯の難波総城に出会い備前焼に魅せ
られ陶芸の道を志す。初歩的な事を難波総城に習い
以後独自で陶技を磨いた。 |
| 平成三年 |
美作町(現在の美作市)に窯を築き湯乃郷窯と命名。
同年、初窯を出し、その焼成に愛陶家から称賛を受
けた。
要請されて、兵庫県佐田町美術展に出品し、
儀長賞、美術協会賞を受賞する。
また、神戸や倉敷で個展を開催する。 |
| 作 風 |
壷・花器・食器類等全般を作陶(たたら作り)形の美し
さと力強さを重視する。
今後は焼きの研究をし、これまで以上に作陶に磨きを
かけ古備前の研究にも取り組む。 第二の人生と思い
好きな陶芸の道を今後も歩み続ける。 |
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